自分が生きてきた環境
祖父の手術が終わり、意識を戻してから言われた事…
『こうやってすぐ病院に入って手術してとってしまえば、すぐに元の生活に戻れるんだよ。マイコが話し相手にならないで、喧嘩して家を出てるから、母の病気は進行して、あそこまでになってしまったんだ。全部マイコのせいだ。』と。
手術する前からも、『マイコが話し相手になってやらなかったから、母の病気が進行したんだ。』と何度も何度も言われ、
『それは関係ないよ』と最初は言っていたけど、
何度も言われると、言い返す言葉が見つかりませんでした。
自分があの時いたら現実は変わっていたのかなとか、すごく考えたけど、
病院に行くも行かないも、母が選んだ事で
私に連絡するもしないも、母が決めた事。
それを私のせいにされても、私自身、自立するために必要な時間だったし、
「自分は何がしたいのか」「どうなっていきたいのか」「本気でやりたい事はなにか」
将来の事、本気で悩み、考えていた時期でした。
朝から夜中まで働いても、手取り15万円以下で、家賃諸々支払うと生活していくお金が28円の時もありました。
身も心もボロボロで、それでも、親に泣きついて実家に戻ろうと考えたことはなかったし、自分の人生、ちゃんと自分の足で歩んでいけるようになりたかったから。
自分の周りにいた人達にはすごい迷惑かけてしまったし、すごい助けてもらって、人の温かさを感じる事ができました。
実家にいた頃は、両親ともにギャンブル、キャバクラ、飲み歩き、タバコ…、
帰ってくるのはいつも夜中で、父はお酒に酔い、両親は喧嘩ばかりの毎日。
家の事はすべて私がやり、歳の離れた弟の面倒もみなければなりませんでした。
お金の免除もしていたし、今思うと、本当に自分自身を傷めつけるような生活をしていたなと、自分を大切にするということができていませんでした。
そういう家庭環境の中生きてきて、自分の感情がわからなくなっていたし、何より、自分も人も信じられなくなっていました。
自分なんて、価値のない人間だと思っていたし、どうでもいい存在で、大事になんてされなくて当然なんだって思い込んでいました。
今でも時々そう思ってしまう事があり、
生きていても、本当に、毎日毎日苦しくて仕方がなくなる時もあります。
自分を大事にすること。自分を愛する事。
今は、愛される人間になりたいと思っています。
自分で自分の事を、価値のある人間だと認められるようになりたいな。
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